2020年4月9日木曜日

地盤修正工事~ジャッキアップ~

こんにちは。営業の浅見です。

さて今回は先日行いました、家の傾きを直す修繕工事(ジャッキアップ)の様子を載せてみたいと思います。

そもそも家はなぜ傾くのか?なぜ土地が下がるのか?という事なんですが、そもそも土地というのは、日々少~しずつだけ動いております。

それに加えて、40年近く前の”旧耐震基準”での家の場合、地震や沈下に強くなくては,
家を建ててはいけないという、厳しい建築基準で家づくりをしていないので、大きな地震や、河川の氾濫など、ここ数十年間で起きている想定外レベルの大きな災害などには対応できずに、結果的に、沈み込んでいってしまう事があります。

さらには、近所の公共工事(例えば近くの河川に橋を架けるなどの掘削工事)の影響によって、敷地内の土が少~しづつ流れていき、結果的に家が傾くなんてこともあるそうです。

ちなみに今回のお宅は、そのどれもが当てはまるような場所に建っている、築40年以上経過していた家でした。

さて、この家の傾きなんですが、高齢者にとってみると少々厄介な事があります。

それはゆっくり気が付かないうちに傾いていくものですから、徐々に傾きに慣れていってしまう事です。

しかも年齢を重ねるたびに傾きに鈍感になるため、結局他の誰かに言われるまで気が付かづにいる高齢者などが全国に結構沢山いるんだそうです。

傾きに慣れたとしても、とくに悪影響がなければ良いのですが、人間の体は、6cmを超える傾きの中に長時間いると、色んな疾患を産む原因になる為、そのままにしておくのは絶対に良くないです(ちなみに今回のお宅は最大9cmの傾きがありました)

確かに実際、私が初めてお邪魔した時、まるで船酔いにあったかのような感覚(つまり頭がクラクラ、軽い吐き気、耳鳴りキーン、目がグルグル回るような状態)になりましたから、あのまま暮らしていたら、そう遠くない将来、お施主様は何かしらの病気になっていたかもしれません💦

さて長くなったので、そろそろジャッキアップの実際の映像を見てもらうとしましょう

まずは仕様した部材から・・・
↓は”コの字型のアンカーステー”です。高さは40~50cm程度でした。この上に家の基礎が乗っかります。

そして次にコの字型アンカーステーの間に入れるオレンジ色の”油圧ジャッキ”です(大型トラックのジャッキアップにも仕様されてますね)

今回は傾きレベル調査と地盤調査等の結果から”コの字アンカーステー”と”油圧ジャッキ”を29個ずつ用意してもらいました。
それとは別にセメントを必要量、土地のレベルを図る測量計、数名の職人さん、ジャッキアップ時に必要な大きなエンジンを用意してもらい、期間にして約1カ月間もの工事となりました。

思いのほか長くなってしまいましたので、今日はこの辺にて。続きは後日アップいたします。

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